yashahazeのブログ

漫画の感想を書いてます。メジャーだったりマイナー作品いろいろ書きます。

SPY×FAMILY1巻感想とあらすじ



スパイが出てくるのに全然シリアスにならない、2022年4月からアニメも放送されている作品の紹介です。

あらすじ

スパイ活動を日々行っていたコードネーム<黄昏>に命じられた次のミッションは「父親になり要人と接触すること」でした。常に完璧にミッションをこなす<黄昏>はミッションの為里親をさがし一人の少女「アーニャ」を選びました。その少女は人の心を読める超能力者で、<黄昏>がスパイであることを知りました。しかし迂闊にそのことをいえば超能力のことがばれてしまうため言えないアーニャとスパイと知られてはならない<黄昏>の生活がスタートしました。ミッションのため名門イーデン校にアーニャを入学させるために勉強を熱心に教えていたところ2次試験の面接には「両親とともに」と書かれていたことに気付き今度は母親さがしを始めました。選んだ母親ヨルはまさかの裏の顔は殺し屋でした。誰も普通な人がいない3人が家族を装い平凡な家庭を演じるコメディマンガです

人物紹介

<黄昏>ロイドフォージャー【スパイ】

時にに要人に変装し時にアジトに侵入しエージェントとしてコードネーム<黄昏>は暗躍していました。100の顔をもつと言われている<黄昏>は指示された任務を失敗することなくこなし、情報戦を繰り広げつつ生き抜いていました。そんなある日平和を脅かす国家統一党総裁「ドノバン・デズモンド」と接触する任務を受けました。デズモンドは用心深くめったなことでは人前に現れずデズモンドに疑われることなく接触するには学校にこどもを入学させその両親として接触するしかありませんでした。「7日でこどもをつくれ」と無理難題を押し付けられた黄昏は医者ロイドフォージャーを名乗りスパイ兼父親のロイドフォージャーが誕生しました。今まで結婚や人並みの幸せといったことへの執着はスパイの日に身分証とともに処分したと語る黄昏が誰かと一緒に幸せな家庭を築けるのか、黄昏自身の心情は変化していくのかきになります。

アーニャ【超能力者】

ロイドフォージャーはこどもをつくるのではなく探しはじめ、目を付けたのは経歴をごまかしやすいアングラな児童施設でした。そのなかで唯一読み書きができる少女と紹介されたのがアーニャでした。アーニャは実験により人の心を読める超能力をもっていてその後施設を脱走し、児童施設を転々としていました。また心を読める為気味悪がられ里親からなんども施設に返されてしまっていました。ロイドがスパイであることを超能力で読んだアーニャは「スパイ楽しそう!」と感じ「6つ!」と入学条件の6歳であることをアピールしたりしました。もし自分が超能力使いであることがバレればまた施設に戻されてしまうと感じ超能力のことは隠しながらロイドとともに暮らし始めました。超能力以外はピーナッツが好きだったりと普通の女の子です。また超能力以外はポンコツで勉強も運動も苦手で読み書きがギリギリでたまに超能力でカンニングしているときもありました笑

ヨル【殺し屋】

必殺仕事人のように依頼された人を''かたづけていく''ヨルさんは通称いばら姫のコードで呼ばれ表では普通の会社員OLを演じながら二重生活を送っていました。裏家業が物騒なので本人はしっかりものかとおもいきや、意外とおっちょこちょいです。またヨルさん本人は世間から浮いているようにおもっていないものの結構浮世離れした言動やドジを踏んでしまっています。会社の同僚から「ヨルさん誰か良い相手いないの?女で独り身だとスパイって疑われちゃうよ」と言われ自分の裏の顔がバレるかもしれないと焦り婚活を始めました。同僚の何てことない戯言を真剣に受け止めてしまうところはヨルさんの素直さがでているなとも思います。ものすごく怪力で普段の生活にはかなり気を遣っています。

作品の見どころ

名門イーデン校の面接に両親とともに参加する必要があったロイドは同じく婚活をしていたヨルさんと一緒にすむことにしました。裏の顔をもつ3人が家族として過ごす「スパイファミリー」の大きなみどころはギャップにあるとおもいます。まず一つ目はタイトルと中身のギャップです。スパイ、情報戦、人の心を読める超能力そしてスパイファミリーというタイトルとこのような単語が並んでいるのに頭脳戦やサスペンスは起こらずコメディしているギャップがとても良いなぁとおもいます。

二つ目はロイドさんのギャップです。普段冷静沈着なロイドさんもアーニャの勉強のできなさやヨルさんの天然っぷりに振り回されています。ずっと一人で生活してきたからこそ誰かと接したときのロイドさんは穏和な感じがでていて良いです。

最後はヨルさんのギャップです。普段おっちょこちょいな雰囲気を醸し出しているもののいざ裏の顔になるとかなりいかつく男前です。並々ならぬオーラを感じますし、めちゃくちゃ強いです。大なり小なり人はみな家族にさえもいない秘密を抱えていたりしますがスパイファミリーの3人はなかなかだなとおもいます。画力もめちゃくちゃ高くごたごたに巻き込まれるシーンの疾走感やアーニャちゃんの可愛さはとっても素敵です。