yashahazeのブログ

漫画の感想を書いてます。メジャーだったりマイナー作品いろいろ書きます。

明日、私は誰かのカノジョ5巻あらすじ【ネタバレ有】

彼氏に振られ、仕事をクビになり、そして過去の男から訴えてやると言われる3重苦に悩まされるあやの顛末とその後新たな女性が描かれていた5巻でした。

あやのその後

自業自得な部分もあるとはいえ仕事も彼氏も失いそして訴えてやると言われどん詰まりでこれからどうしようかとしたところに雪と再会しました。以前整形のクリニックで出会っていたため親近感を覚えていたあやは、雪をご飯に誘い、自分の現状を雪に話しました。 美容のために控えていたお酒をのみながら 「昔は吸っていたのよ」と煙草を吸いながら雪と話していました。

今まで培ってきた生活などが全部崩れ再スタートを切ったシーンで終わっていて結局訴えられたのかどうかは描かれていませんでした。

しかし決して後ろ向きな様子はなく、昔いたキャバクラの面接をして別の仕事を探していました。そしてこれだけいろんな目にあってもあや自身の軸はぶれることなく男性に媚びることなく自分のためにきれいであることを追究する姿が描かれていました。 芯のある女性はかっこいいなと思いました。「今更生き方を変えられない」とあやは雪にぼろっと話していたので、きっと今後も美しさへの執着は捨てられず整形をし続けるのではないかなと思いました。今後ワンシーンでもいいので再登場しその後どうなったのか見てみたいなと思いました。整形とあやの話は踏み込んだ内容であったものの面白かったなと思いました。整形してもブサイクと言われた過去を持っていたら整形に際限なくなるのも納得できましたし、 実際整形に対しての考えは人によって異なるためトラブルも漫画の中だけではなくリアルでも起きそうだなと思いました。

次の女性と

擦れている女性萌とホストに貢ぐ女の子ゆあが登場しました。

かつて雪を指名したコスメをしたい男子大学生翼はメイクをきっちりできるようになり再登場していました。 そんな彼はミックスバー「トラップ」でバイトしていました。 そこに萌は通っていました。

萌は自分の容姿にコンプレックスを持っており、大学のコンパであった男性豪とお互い家に通う関係ながらもなぁなぁでどちらかというとキープのようなポジションでした。 それを本人は「深夜に男を呼び出す側ではなく深夜に呼び出される側の人間」と表していました。

そんな彼女はミックスパー「トラップ」で飲むことに居心地の良さを感じていました。そこでは店長がゲイだったりと様々な人がおり、萌は自分の容姿などを気にせず安心して飲める場所でした。そこに1人の少女ゆあが現れました。 彼女は明るい言動や振る舞いをするもののその腕には大量の切り傷がありました。そんな彼女に誘われるままに頭はホストに向かいました。ちやほやされるホストの雰囲気に萌は慣れず、自分の容姿で褒められるのは気持ち悪さを感じていました。ホスト特有の嘘まみれのおべっかを感じ早くトラップに戻りたいと感じていました。ゆあには自分の推しのホストがおり、ほかの人がそのホストの担当につくことに嫉妬していました。ホストはだれのものでもなくまして彼氏ではないと 頭ではわかりつつもその事実に耐えられない女の子のようです。実際はホストを家に招く関係でご飯を作ったり階段上で堂々とキスしたりとホストと客の関係にしてはだいぶ濃いのでは?と思いました。ホストに行ったことはないのでイマイチまだピンと来ていませんがいわゆる "同担拒否” タイプの女の子なのかなと思いました。

いままでは1人フォーカスする女性が登場という形を取っていましたが、今回は 2人登場しておりしかも全然タイプが違う女性なので別々に話が続くのかそれともなんらかの形で絡むのかになるのか楽しみです。

明日、私は誰かのカノジョ4巻あらすじ【ネタバレ有】

彩が整形で骨をいじったりまでするのかとおもいきやそうではなく様々なことが一気にばれて話がこじれる4巻でした。

あらすじ

ボトックス注射やエラを目立たせなくしたり 目を整形したりと様々な整形をして見た目は35歳にみえないほどきれいな彩。 しかし一度やり始めると今度は別の場所をやってみたくなり際限がなくなり始めていました。彩の整形とその周りの人間について描かれていた4巻でした。

メイク直し

3巻の終わりで彩が女装したい男子にレンタル彼女としていくことになった ところで終わり、 彩が男の子にボロクソいうのではないかとハラハラしていました。 多少なりとも小言は言うものの、ボロクソ言って男の子が傷つく展開にはならなかったので安心しました。前回レンタル彼女で雪にコスメ道具をそろえてもらい、きれいになろうと意気込んでいたものの、やりかたがめちゃくちゃでぜんぜんうまくできておらず褒めるうんぬんの次元ではなく元の顔よりひどいものでした。 そんな彼に対し彩はオブラートに包むことにズバズバ言うものの「なりたい理想はある?メイク道具はあるの?」と言い丁寧に説明しながらメイクをし直してあげました。「いきなり出会ったカフェでメイク直しをしていくのに男の子は驚きつつも「いまから移動して追加料金や場所代 「払えるの?」と懐を心配する様子もあり、彩は口も性格も悪いわけではなく口が悪いだけで性格は優しいのだなと思えるお話でした。

同じ道具を使っても見違えるほどにかわいくなり「すごい別人みたいだ」と感想を述べて ました。男の子に対し「もとはいいんだからそれだけで数百万得している」などと彩は心の中で言っており、整形をして自分の美しさを上げてきた彩らしいなと思いました。

いろいろばれて...

 

レンタル彼女のお金だけでは全然整形費用をまかなえていない彩は裏でお店を介さずに自分を”レンタルしてくれるお客と会いそして現金をいくらかもらっていました。今回桧山さんから20万引き抜こうとしており、その金額も今までのやり取りからどれくらいの生活水準でいくらぐらいであれば引き抜けるかを想像し、タイミングもいろいろ欲望がでてくるタイミングを見計らってお店の外で会いそして20万をうまく引き出しました。人を観察する力やいいタイミングでの駆け引きなどの能力がずば抜けているのだから他の仕事でも生かせそうだなとかんじました笑その後お店で会うのをNGにしてもらい、後腐れないようにしました。順風満帆に行くかと思いきやお店のオーナーからそのことがバレ「ルールを守らな い人はかばいきれない」と言われてお店をクビになってしまいました。また付き合っていた彼氏に現場を目撃され「どういうことか」 と問い詰められました。もう隠しきれないと悟った彩はコールセンターで働いていたことを偽っていたこと、整形していたことなど様々なことを一気に暴露しました。整形のことを偽の姿と彼氏は指摘しておりその問答が 『明日カノ』っぽいなと思いました。彩的には整形はきれいになるための一つの手段だなとしか思いましたが、 彼氏的にはそうではありませんでした。 「自分の顔じゃないってことだろ」という彼氏にたいして彩は 「じゃあわたしがドブスだったらそもそも声をかけていないだろ」 とレスしました。彩の口のさゆえに言い方は強烈なものの言っていることは割と的を得ているなと思います。私自身彩と同じように整形はきれいになるための手段だなと思いますしレーシックなど様々な技術がでてきている現代でそこまでうまれたままの自然の状態にこだわるのはちょっと違うのかなと思います。すべてを暴露し彼氏とも別れレンタル彼女の仕事もやめさせられなにもなくなった彩はパッタリ雪と会いました。 泣きっ面に蜂状態な彩の事の顛末は5巻に持ち越しのようですが『明日カノ』のこれまでの展開から察するにハッピーエンドにはならなそうです。

彩は2巻に登場したリナとは違い、近くにいる男性のためではなく自分のために自分がきれいになりたいから整形していました。その覚悟は体だけは絶対に売らないといった硬いもので、事実気軽に稼げるデ○ヘルなどはやらずにいます。そんな彼女がどんなエンドを迎えるのか楽しみです。

Dr.Stone完結記念記事

 


科学を知らなくても楽しめる! 科学好き千空の科学冒険ファンタジー

Dr.Stone(ドクターストーン)完結したし読んでみるか〜」という人向けにおすすめポイントを極力ネタバレ抜きで書いていこうと思います。

あらすじと概要

人類70億人超が一瞬で石化してしまい築いてきた文明が崩壊した世界。ある日1人の少年「千空」が石化から復活し、 人類が築きあげてきた文明を復活させるべく科学の様々なものをクラフトも石化の謎を解いていく科学冒険物語です。

全27巻で正直科学を全く知らなくても何かを作っている様子や現れる敵にどう勝つのかの物語を読んでいるだけで面白いです。

科学という一見するとジャンプっぽくない題材なのに工夫をしながら一つ一つコツコツと努力をして“仲間”とともに無謀に思える科学用品をグクラフトし、出てくる敵に立ち向かう武器を作り “勝利”していく様子は、努力友情勝利のジャンプだなと思います。アニメ化もされていてamazon primedアニメストアなど各種サブスクリプションサービスで視聴ができますのでお勧めです。章立てすると全5編かなと思います。

  1. 千空復活と村の巫女救出編(1巻~5巻)
  2. 霊長類最強と言われる高校生司軍団との闘い編(5巻~10巻)
  3. 石化の謎解明編(10巻~16巻)
  4. vsチート科学者編(16巻~22巻)
  5. 最終章(22巻~26巻)

26巻と聞くと若干多いように感じますが章ごとに濃い内容を5本立てなので 読んでみると短く感じます。

主人公千空の性格

  • 膨大な科学の知識の量
     科学が大好きな高校生で様々な科学知識を有しています。滑車運動や鉱石などといった教科書にでてくる内容のみならず、化学の元素の生成方法、 抗生物質の成分などまで科学オタクの次元さえ超え学者かな?と思えるほどの科学の知識を持っています。 抗生物質や通信機などトンデモハイテク科学製品をクラフトできたのは千空の科学の知識があったからだなと思います。
  • 人を頼ってる
     千空は自分だけですべて問題を解決しようとするワンマンリーダーではなく、得意なことを得意な人に頼って様々な困難や問題を解決しています。力が必要なことなら大樹に、細かい作業はユズリハにといった具合に全部自分でやるのではなく自分にはできないことがあるとわかっているからこそ他人を頼り協力して1つの問題に立ち向かっています。途中「頭いいやつが偉いのか?」と罵倒されるシーンがあり、それに千空は 「適材適所なんだ」という風に回答しています。
  • 努力家
     人類が石化したときも意識を飛ばさずにずっと秒数を数え、西暦という貴重な情報を維持しようと地道ながらも、今できることを精一杯行っていました。石化から復活させる方法はどんな法則性なのかもわからないのに何度も何度も試して試して試しまくり、地道に一歩ずつくさびを打ち続ける努力家です
  • 仲間想い
    千空は合理的判断が多いものの、仲間が絡んだ場合は別でした。本当に“合理的”に考えれば仲間を見捨てるのが効果的な場面でも無理してでも仲間を助けようとしたり、仲間に危険が及ばないように自ら率先して危険な場所に赴いたりしています。照れなのかそういった場面でも“合理的判断”といいながら非合理的に仲間を助けています。仲間想いなのが伝わりそんな千空にみんなついていっています。

作品の魅力

ロードマップで何を作っていて今どの辺なのかわかりやすい

途中抗生物質を作ったり、電話を作ったりとハイテク科学アイテムを作っています。名前は聞いたことあるし普段お世話になっている現代のハイテク用品 ですが、正直使ったことはあってもどうやって作るのかどんな部品や成分でできているのかは知っている人は少数だと思います。それをわかりやすく ロードマップで可視化されており道が地で膨大なことそして「電話ってそうやってできてるんだ」 などわかり、もし小さいころドクターストーンを見たら 科学が好きになること間違いなしです。

ジャンプお約束のインフレが起こるものの

ジャンプでは主人公が覇気使えるようになったり、卍解ができるようになったりとインフレしていきます。ドクターストーンでもどんどんクラフトするアイテムがインフレしていきどんどん発展していきます。またバトルチームはどんどん増えたもののおいて置いて行かれるキャラがいないようにおもいます。もちろん霊長類最強の高校生司は最強なもののあくまで格闘技であり武具を使えばまた結果が変わり、武具でも槍だったり剣だったりと下位互換のキャラがいないように思えます。 種類によって得意な人が異なり下位互換があまりいません。私はコハクちゃんかっこいいなと思っています。司などにパワーは劣るものの俊敏性は高いので下位互換にはならないなと思っています。あなたの推しが活躍する機会も見られると思います。

絵の迫力が紙向け

本当に週間連載か?とおもえるほどの画力です。

人物だけではなく、 背景などもめちゃくちゃ画力がすごいです。また適宜デフォルメの絵があったりと画風の幅が広いです。個人的には海のシーンが荒々しく、そして広大に描かれておりめちゃくちゃすごいなどと感じました。私自身 kindleで全巻揃えたものの「あぁ紙で買えばよかったぁ」とすこし後悔しました大コマの使い方がページをまたぐものがおおく迫力があるものが多いので電子書籍よりも紙でかうことをオススメします。

SPY×FAMILY8巻あらすじ【ネタバレ有】

ヨルさんのいばら姫としての側面とアーニャの活躍がみれるそんな8巻でした。

あらすじ

くじで豪華客船の旅を当てたアーニャはロイドとともに旅行に行くことになりました。 ヨルさんは同じ日に豪華客船でいばら姫として護衛の任務をすることになりました。ヨルさんのいばら姫としての実力そしてロイドアーニャのバカンスが描かれる8巻でした。

アーニャとヨルさん

ヨルさんは豪華客船でいばら姫として仕事を受けたものの同じ華客船に乗ることになったアーニャとロイドさんに見つかるわけにはいきませんでした。アーニャはヨルさんの正体を超能力で知っているものの、もしロイドにヨルさんがいばら姫として裏の顔があることが知られてしまえば家族はバラバラになってしまうことを恐れ、ヨルさんとロイドを引き合わせないように 一生懸命いろんなことをしました。危うくヨルさんとロイドさんが鉢合わせそうになった際にはブティックに誘ってロイドとヨルをばったり会わないように考えたりとアーニャなりの“みっしょん”が展開されていてかわいかったです。

いばら姫としてのヨルさん

”つよさ”を誇るコルさんはいばら姫としての任務についていました。「敵さんがくるかもしれません」などと敵に対して丁寧な口調ながらも逃げられない船内で敵をバッタバッタと倒していく強さを見せていました。そんな中現れたかなりの手練れの敵にヨルさんは苦戦を強いられました。しかし敵だけではなくヨルさん自身にも迷いがあったため苦戦していました。もともとユーリを養うために始めた裏稼業もユーリが独り立ちした今果たして本当に続けるべきかどうか悩んでいました。

またもし隠し切れない傷を負った場合ロイドには急な転勤が決まったとお別れを言わないままフェードアウトする手はずになっていました。フォージャー家が居場所になりつつある状態で、しかもいばら姫を続けるモチベーションが低くなっていました。 そんな中で手練れの人との戦闘はヨルさんの動きが鈍くなっていました。倒されてしまう直前に最初にいばら姫として仕事を始めようとした理由である「世の中の理不尽が犠牲を少しでも減らしユーリの他愛無い暮らしを守るために」を思い出しました。

たとえヨル自身がフォージャー家との平穏な日常を失っても彼らの笑顔が守られればそれでよいと考えを改め「私は戦うことを辞めない」と見栄を切ったコマで終わりました。バトル漫画の展開全開でヨルさんの9巻での活躍が楽しみです。

明日、私は誰かのカノジョ3巻あらすじ【ネタバレ有】

 

オムニバス形式でフォーカスが当たる女性が変わるものの 既存の女の子は登場し続けていますね。 3巻は整形に関する話でした

概要

35歳になり見た目のきれいさにこだわる彩さんはえらを目立たせなくしたりヒアルロン酸を注入したりと整形を日々していました。そのために、 お金が必要でレンタル彼女で働いていました。 そんな彼女の様子を描いた3巻です。

あらすじ

一重ではなく二重がうらやましかったり鼻の高い容姿に憧れたり、だれしも自分の容姿に多少はコンプレックスがあると思います。きれいで有り続けようとする登場人物の中谷彩はエラを目立たせなくしたり顎にヒアルロン酸を注入したりときれいであるために整形を日々していました。そんな彼女は「レンタル彼女」で整形費用を稼ぎつつ付き合っている彼氏がいました。 彼氏には自分の年齢を29と偽りながら付き合っており、そしてレンタル彼女をしていることも隠していました。自分の美しさを高める様子が描かれています。レンタル彼女として働いているときもSNSで最新の整形情報や周りの人の整形事情等が気になったりまた周りの人の容姿も「あの人の髪型と鼻の形をいじればかなり かわいくなる」などと観察しており顔の美しさに関心がめちゃくちゃ高い女性です。 自分が過去に「ブス」と言われ傷ついたことをコンプレックスに感じ整形をしていました。しかし今度は自分自身がブスと使って人を評価していることに気づいてしまいました。今のきれいな顔になるまでに数百万円したのにもかかわらず、自分の内面は相変わらず他人から「ブス」 と言われることを恐れているときから変わっていないこと が描かれていた3巻でした。 

 

整形と

「整形」 と聞いてどんなことを思い浮かべるでしょうか。 人によっては 整形をよく思わない人もいれば、自分をきれいにする手段と考える人も いると思います。 また整形の規模も一重を二重にすることや骨を削って骨格をいじるものまで様々です。 すこしでもいじったら整形と思う人もいれば骨を削らなければ整形ではないと思う人まで様々だと思います。 そんな整形に 関して 『明日、私は誰かのカノジョ』 は踏み込みました。 私自身整形に関してそこまで知識がなかったので整形といっても 二重にしたりえらを見えにくくするくらいかなと思っていました。 作中では骨を削る人などもおり整形ってそんなこともできるんだと驚きました。 驚きはしたものの私自身整形は全然アリだと思います。(お金があるのであれば)「親から授かった自然の状態を変えてしまうなんてどうなんだ」と思う人の意見もわかりますが、じゃあレーシックで視力あげたり事故にあったりして 手術するのだって自然の状態から変えることじゃないかと思ってしまいます。 化粧とおなじくかわいくするための努力の1つだなと思いますし、もしそれで コンプレックスが解消し人生楽しく生きられるのなら全然ありだなと思います。

キレイになること

整形は全然ありだなと思うものの、彩の生き方は少し辛そうだなどと思ってしまいました。もちろん自分のために整形をし、きれいになっているのですが、自分の価値が見た目が美しいかどうかだけなのがすごく辛そうだなと 思ってしまいました。

価値の基準が見た目だけだともし自分よりキレイな人に出会った場合自分に価値が無いように思って滅入ってしまうなと思いました。せっかくキレイになっても生きづらいのであれば無理に整形しなくてもいいのではないかなとふと思ってしまいました。

一度負った傷はなかなか変えられない

3巻でフォーカスする女性は変化しつつも、かつて登場したキャラもきちんと登場しています。1巻でフォーカスした顔にやけど跡のある雪や2巻のだれか男の人に依存 してしまうリナが登場しています。 各巻ごとにフォーカスされたあとのその人達の生活が描かれています。顔にやけどの跡がトラウマで「そんなひどい跡を隠していたなんてごめんね」とリナに言われ、雪はただありのままの自分を見てほしかっただけで同情などはしてほしくなかったのに「ごめんね」と言われ傷ついてしまいました。リナは男の人に捨てられたにもかかわらず男の人からくるLINEに「自分は求められているのだ」と感じずにはいられません 女性の心情を描き一定の解決をしているものの内面の性格は実はほとんど変わっておらず、これからも傷を背負って行くのだなと思いました。 ハッピーエンドではないもののかといってバッドエンドではない現実っぽい女性を描いており、4巻も整形の女性のお話が続き次の巻を早く読みたいなと思いました。

明日、私は誰かのカノジョ2巻あらすじと感想【ネタバレ有】

あらすじ

オムニバス形式で進んでいく2巻で焦点が当たったのは男の人に依存し、パパ活などをしてしまう女の子リテです。不安でしかたがなく常にだれかが一緒にいないと耐えられないメンヘラ気質のリナは、お金さえもらえれば自分の父親くらいの年齢の人とも寝るパパ活をしていました。そんな彼女の内面、行動が書かれていました。

 

リナの性格

リナは誰かに依存せずにはいられずに様々な男の人と連絡をとりつついわゆるパパ活をしていました。誰かと会うことで一時的な寂しさを紛らわすことはできていたものの、何となく心にぽっかりと穴があいているような虚無感を覚えていました。連絡があったりなかったりで一喜一憂しており自分が常に他人に振り回されていました。それに気づきつつも男の人に依存することはやめられず毎日過ごしていました。

リナと雪

1巻で登場していた雪とリナは大学での友人関係でした。今は他人にあまり心を開いていないためリナしか友達と言える存在はいませんでした。

リナも雪とコスメのことや授業のことなど他愛もない会話をしたり一緒に食事に行ったりする関係です。

リナは他人に振り回されない雪の姿に憧れており、もっといろんなことを知りたいと思っていました。

しかしお互いに雪はレンタル彼女、リナは体のありのパパ活をしている状態でありお互いに自分のやっていることを全部オープンにできるわけではない関係でした。

そんな状態で実は雪がレンタル彼女をやっていたことにリナは気づいてしまい、またリナのパパ活の相手吉田さんと誕生日プレゼントを選ぶためにあっていたことを隠していたことをリナは怒ってしまいました。

「雪は思っていることを全部話してくれない。愛していることがとても多い」と怒りをぶつけるリナに対し、雪は自分の素顔をリナに見せる決意をし2巻は終わりました。

個人的な感想

明日カノでは、女の子を通じて人間の欲望の部分にだいぶ踏み込む作品だなと思っています。2巻ではレンタル彼女ではなくパパ活をする女の子を通じて、依存してしまう女の子やそれを利用する男の人の一面をみることができたなと思います。

「お前たち女性には賞味期限がある」と若い女性に対し言葉を放った中年男性の吉田さんはなかなかとげのある一言だなと思いつつ、そういったシーンが多い明日カノにはまり2巻も楽しみです。

SPY×FAMILY7巻あらすじ【ネタバレ有】

アニメを見てある程度のキャラを知っていればこの巻だけ読んでも楽しめるスパイファミリーのいいとこ全部乗せで一口ずつ楽しめるそんな7巻だなと思います。

あらすじ

デズモンドとの接触を図るロイド、アーニャとベッキーの買い物、ダミアンたちの休日、ユーリの秘密警察としての顔などそれぞれのキャラにスポットを当てた単話多数収録されていたり梟<ストリクス>の主目的のデズモンドとの接触だったりと日常感とスパイの要素両方がいい塩梅で描かれていました。

伏線の7巻

デズモンドとの接触を目的に始まったミッション梟<ストリクス>でなかなか人前に出ないデズモンドと目の前で話す機会がロイドに訪れました。暗殺が目的ではないため自分の存在を覚えてもらおうとそしてデズモンドが普段どんなことを考えているのか腹の内を採るため会話を試みました。

息子ダミアンを殴ってしまったことを謝罪しようとするも終始笑顔で腹の中が全く見えませんでした。唯一?見せたのは「親子であろうとしょせん他人。人と人とが分かり合えることなど永遠にない」というセリフを言ったくらいでした。他人と分かり合えないから相手を力で支配するのかデズモンドの人物像が何となくだけ露わになった7巻でした。

伏線はもう1つ貼られていました

それはアーニャの過去に関してです。いつも通り? 小テストの点数はあんまりよいものではありませんでした。しかし古語だけはスペルミスは多いものの回答自体は間違っておらずそのため点数が低くなっていました。特に熱心に古語の教育をした覚えはないロイドは「もしかするとアーニャは古語を母語にしている地域の生まれなのか?」と推察するもののそこがどこなのかは詳しく描かれていませんでした。今後アーニャの生まれた場所や能力の秘密などが明かされる伏線なのかなと思いました。

学園生活

デズモンドがでてきて一気にきな臭くなるかと思いきやそんなことはなく、学園生活やボンドアーニャなどの日常もしっかり描写されていました。

アーニャとベッキーがお買い物に行ったりダミアンの休日だったり アーニャとベッキーとダミアンとその子分の絡みだったりと学園生活もたっぷり描かれていました。 アーニャとベッキーのお買い物では様々な服装が描かれていたりと、ただ買い物している回なのに飽きない構成でした。

7巻はいばら姫としての活躍が見えるアオリで終了しました。 8巻はどうなるのか楽しみです。